浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

天下一品

No.3478(再)
【今日のレトロ店】
好き嫌いもあるだろうが
「天下一品」

高校生の頃だったか、漫画家の江口寿史が、天下一品のラーメンを食べるためにわざわざ新幹線で京都へ行く話と、スープを腕の血管に打ちたいという話を日記漫画で読んだ。当時は京都の北白川にしか天下一品はなかった。

ラーメンの天下一品は美味しい。こってりとあっさりのスープがあり、たいていはポタージュなみのこってりを選ぶ人が多かった。スープの秘密を探ろうとカウンターから調理風景を何度か覗いたがダメだった。

サラリーマン時代の後輩の女子社員が短大時代に天下一品でアルバイトしていた。彼女も秘密を探ろうとしたらしいが、スープは麺や具材と共にセントラルキッチンから届くらしくわからなかったらしい。そんな天下一品ラーメンは今は通販もされている。いい時代になったものだ。
★★★★★