浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

陶芸をやろう

No.3469
【癒やされる時間】
無心になれる時間
「陶芸をやろう」

40代の2年間、陶芸をやっていた。陶芸教室に用具は全て揃っているので、何も用意するものはない。 

陶芸教室で陶芸用の粘土を貰い、何度も何度も捏ねる。作るものが器なら、電動轆轤か手動轆轤で形を整える。形が整えば乾燥させる。乾燥期間は結構長い。その後、一旦素焼する。素焼が終了したら彩色(絵付け)する。そして釉薬(ゆうやく、器本体に浸す液体。様々な種類がある)に浸して乾燥後に本焼き。粘土の成形から焼き上がるまで約1ヶ月かかる。

粘土を捏ねて成形したり、絵付けしている時はストレスも忘れ、無心になれるのが陶芸の良いところ。おれは彩色するよりも、釉薬だけの仕上がりを好んだので、それなりに難しかった。写真は〈金そば〉という釉薬を使って仕上げた料理用小皿。〈秋風〉という名前を付けた。自分の作品に名前を付けられるところも陶芸の醍醐味だ。