浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

散り椿

No.3087
【今日の映画】
美しい日本映画の最高峰
散り椿

ロードショー公開時に2回劇場で観て、DVDでも何回も観賞した映画「散り椿」(2018)。美しい日本映画の最高峰だった。

八代将軍・徳川吉宗のご時世の享保15年。藩の不正を訴え出た瓜生新兵衛は、時の権力に負けて藩を追われる。そんな折、彼は死の病にかかった妻の篠から最後の願いを伝えられる。かつての友人で良きライバル、篠を巡る恋敵でもあった榊原采女の窮地を助けることだった。榊原采女は新兵衛の藩追放にも関わっていたのだが。

岡田准一演ずる新兵衛がストイックなのだが、脱藩に同行した妻・篠への愛が泣かせる。
ラストで新兵衛と采女が藩の黒幕に立ち向かい、ストイックさから一転して怒りの剣を振るう所がいい。
名カメラマンで、本作品監督の木村大作の美しい映像に心から魅せられるのだ。
瓜生新兵衛に岡田准一采女西島秀俊、新兵衛の妻・篠に麻生久美子、新兵衛に想いを寄せる篠の妹・里美に黒木華が扮している。
名作です。

【予告編 ショート】
https://youtu.be/mjqQT9ZS4aw

【予告編 ロング】
https://youtu.be/6Ov428Ffqkc