浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

「墜ちる天使」

No.3054
【今日の1冊】
ラストに戦慄
「墜ちる天使」

ウィリアム・ヒョーツバーグの「墜ちる天使」は1987年の映画「エンゼルハート」の原作だ。
おれは映画公開前に原作を半分読み、映画を観た後に残り半分を読み終えた。

タイムズスクェアにハワイ州誕生の報が流れる頃、私立探偵のハリー・エンジェルはシフレなる男の依頼を受ける。かつて自分が後援した戦前の名歌手ジョニー・フェイヴァリットの行方を突き止めてくれというのだ。さほど困難な調査とも思えない。快諾したエンジェルだったが、予想外の事態に直面する。占星術師、ヴードゥー教の巫女や信者、悪魔崇拝者と一様に怪しげな関係者、そして彼らの間に相次ぐ凄惨な殺人。エンゼルが調査を続けると被害者が増えていく。
果たしてジョニー・フェイヴァリットは見つかるのか?  謎の依頼人シフレとは何者なのか。背後に潜む悪夢のごとき真相とは何か。

原作はオカルトファンでないと少し読みづらい。
映画では、探偵ハリー・エンジェルをミッキー・ローク依頼人シフレをロバート・デ・ニーロが演じていた。後味の悪い、良い映画でした(笑)

https://youtu.be/wExnoYf5AEg