浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

平松洋子 買えない味

No.2662
【今日の1冊】
さもありなん、な随筆
平松洋子「買えない味」

諸事情あって書けませんでした。失礼しました。

久しぶりに平松洋子の随筆を読む。「買えない味」(ちくま文庫)だ。

「味」と言っても料理の話ではなく、箸置きや豆皿、テーブルクロス、トングなど食の周辺の話だ。
箸置きが単に箸を置くためのものではなく、「箸が戻る場所」と平松洋子の考え方がさもありなん、だ。

箸置きがなければ、意外に箸は床に落ちることが多いんだ。確かに安定した箸の戻る場所かも知れない。

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