浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

「事件記者怪談」

No.4229(再)
【今日の読書】
「事件記者怪談」

怪談は好きなのだが、どちらかというと、未解決事件=都市伝説>神隠し的なものの方が興味はある。
事件記者・太宰大の未解決事件ノンフィクションが好きなので、Kindle限定の「事件記者怪談」を読んでみた。

事件記者の怪談だけに、一般的なおどろおどろしさや、血塗られた話はない。しかし集められた話は全話真実だろう。あり得る話ばかりだし、怪事件の闇には信憑性が高い。

古くからある村で、村人が不審な死を遂げた時、警察が介入する前に解決する時と、疑わしい他の村人が失踪することがあるらしい。
警察介入前の解決は、死んだ村人が村の嫌われ者であり、村全体で処分する。また、疑わしい場合も村全体で消す、という話には戦慄しながらも納得した。怖いねえ。