浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

アンタッチャブル

No.3099
【今日の映画】
ショーン・コネリーがいい
アンタッチャブル

面白いけれど、B級的な作品が続いていたブライアン・デ・パルマ監督。彼の最高傑作「アンタッチャブル」(1987)は全く飽きないほど良く出来ている。

1930年、禁酒法時代のシカゴ。財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネスは街を牛耳るギャングのボス、アル・カポネに敢然と戦いを挑む。ベテラン警官のマローンを始め、射撃の名手ストーン、税理士のウォレスといったメンバーに支えられ、ネスの捜査が始まる。
見所は、カナダとの国境での酒の密売現場をネスと仲間が押さえるシーンだ。馬に乗ってライフルを持って走るシーンはまるで西部劇である。
そしてユニオンステーションの階段のシーンは、名作映画「戦艦ポチョムキン」へのオマージュだし、銃撃場面はデ・パルマ監督が影響を受けたサム・ペキンパーを模している。
ネス役のケビン・コスナーもいいが、老警官マローンを演じたショーン・コネリーが素晴らしい。初めて会ったネスに言う
「警官の仕事は手柄を立てることではなく、毎日無事に家に帰ることだ」
実に印象深いセリフだ。

映画「アンタッチャブル」は、おれが23の時に訳あって女子高生と観に行った。
彼女はアンディ・ガルシアのファンで、映画を2回観に行った。
そんな思い出深い作品だ。

アンタッチャブル
https://youtu.be/eRJ539f5Ugc

https://youtu.be/YAQlai6TaT0