浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

中一時代

No.3007
【レトロスペクティブ】
今はなき学年誌
「中一時代」

おれが中学高校の頃は学年誌と呼ばれるものが存在した。幼児向けには「たのしい幼稚園」であり、小学生向けには「たのしい小学○年生」だ。

中学生になると、旺文社の「中一時代」と学研の「中一コース」があった。これらは「高三時代」「高三コース」まで続く。内容は中間・期末テスト対策や受験に向けての勉強ネタ、読者の投稿記事、コバルト文庫みたいなライトノベルなどが掲載されていた。我が家は兄が中一コース、おれが中一時代を購読していた。当時の表紙は山口百恵桜田淳子などが多かった。今は書店でも見ないから、両誌共に廃刊したのだろう。

中一コースも中一時代も、年間購読予約すれば特典として万年筆が貰えた。考えてみればあれが人生初の万年筆だったのだろう。