浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

きりしまの帽子

No.2988
【おれの愛用品】
元気の出る帽子
「きりしまの帽子」

亡くなった父親は元陸上自衛官で、兄は定年まで航空自衛官だった。おれだけコピーライターなんてチャラい仕事をしていたのだが、生粋の海上自衛隊好きだった。昔から兄が戦闘機、おれは軍艦のプラモデルを作っていた。元々は大日本帝国海軍の戦艦が好きだったのだが、近年はずっと海上自衛隊護衛艦のプラモデルを作ったり、海自関係の雑誌を読んでいる。

護衛艦で好きなのは<きりしま>だ。きりしまはイージスシステムを搭載した最新鋭の護衛艦だ。イージスシステムとは要するに自艦を狙う敵ミサイルを迎撃し、また狙った地点への正確な着弾を目的としたものだ。おれはきりしまの帽子を持っている。今の海上自衛隊護衛艦や潜水艦乗務員はみんなこの帽子だ。

帽子は昔流行ったアポロキャップと同様だ。今のご時世アポロキャップはおっさんのかぶる帽子と揶揄されているが、きりしまの帽子をかぶるとなんとなく元気が出るのだ(笑)