No.2620
【おれの愛用品】
ホテルの部屋が自分の部屋に
「パピエダルメニイ」
出張の多かったサラリーマン時代、必携だったのはパピエダルメニイだ。
創業1885年のパピエダルメニイ(papier d armenie )は世界最古のフランス産のお香であり部屋の消臭剤でもある。
小さなミニ本みたいな作りでページの紙を点線に沿って切り離し、その紙をジャバラに折り灰皿の上で火をつける。紙が燃えるとたまらなく甘く良い香りがして部屋を殺菌する。
ベンゾイン(安息香)と呼ばれる樹脂を染み込ませた紙のお香なのだが、燃やすだけでなく、読んでいる本の栞にしたり、人に出す手紙に紙片を1枚入れても喜ばれる逸品だ。