浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

クッキン

No.3902(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】テナーサックスの秀逸曲「クッキン」 もう冬も終わりで枯葉の季節ではないのだけれど、ジャズスタンダードの「枯葉」の収録されたズート・シムズの名盤「クッキン」をご紹介。 スタン・ゲッツほどクールではないし、レ…

Dancing Queen

No.3901(再)【今日の1曲】スチュードベイカーズな曲「Dancing Queen」 スウェーデンのポップスグループのABBA(アバ)の代表作「Dancing Queen」は、80年代のディスコシーンで最も流行った曲のひとつだ。 1980年代のバブル期の頃、梅田のエストワンと中崎…

さるやの黒文字

No.3900(再)【おれの愛用品】職人の手仕事に満足「さるやの黒文字」 楊枝はあまり使用しないのだが一応は携帯している。それが「さるやの黒文字」だ。 さるやは江戸時代前期の宝永年間(1704~)から続く日本唯一の楊枝専門店で、東京は日本橋にある。機械…

瓶ジュースの王冠

No.3899(再)【レトロスペクティブ】炭酸飲料の愉しみ「瓶ジュースの王冠」 昔の炭酸飲料はすべて瓶入りで王冠を栓抜きで開けて飲むのが普通だった。 特にチェリオやミリンダという人気炭酸飲料の王冠の裏にはゴム製のキャップがあり、それをめくると国旗や…

参天製薬  大学目薬

No.3898(再)【おれの愛用品】目薬の元祖的存在「参天製薬 大学目薬」 おれは実は目薬マニアだ。新しい目薬が発売されると結構試しているのだ。 しかし常に携帯する目薬は参天製薬の「大学目薬」だけ。大学目薬は明治30年代前半にガラス容器入りのものが生…

あべのたこやき やまちゃん

No.3897(再)【今日の菓子】阿倍野最高の味「あべのたこやき やまちゃん」 たまに大阪市阿倍野に行く理由は、あべのハルカスにある美術館と、「あべのたこやき やまちゃん」に行くためだ。 「あべのたこやき やまちゃん」は阿倍野で有名なたこ焼き屋だ。単…

連作交響詩 我が祖国 ~モルダウ

No.3896(再)【名曲喫茶 浮月堂】途中からダイナミックに「連作交響詩 我が祖国 ~モルダウ」 「我が祖国」は、チェコの作曲家ベドルジフ・スメタナの代表的な作品で、1874年から1879年にかけて作曲された6つの交響詩からなる連作交響詩だ。 「我が祖国」…

片想い

No.3895【今日の1曲】懐かしい名曲「片想い」 中尾ミエといえば、必殺シリーズでもいい味を出していたが、本来は女優ではなく歌手である。伊東ゆかり、園まりと共に〈スパーク三人娘〉と呼ばれていた。中尾ミエで一番有名なのはコニー・フランシス「可愛い…

フレンチパピロ

No.3894(再)【今日の菓子】60年前からのモダン菓子「フレンチパピロ」 小さい頃、家にあると嬉しいな、と感じた菓子は七尾製菓のフレンチパピロだ。名前がいいよな。 フレンチパピロは昭和37年に生まれた七尾製菓のロングセラーの菓子で、根幹を成す商品だ…

美術館へ行こう②

No.3893【癒やされる時間】一番好きな美術館「美術館へ行こう②」 常設展が多く、あまり特別展がないのだが、おれが一番好きな美術館は大阪市立東洋陶磁美術館だ。 東洋陶磁美術館は、中ノ島の中央公会堂近くにある陶磁器専門の美術館で、美術館にしてはやや…

「池波正太郎の銀座日記」

No.3892【今日の1冊】巨匠の美味日記「池波正太郎の銀座日記」 池波正太郎の小説や随筆ばかり読んでいる。池波正太郎の日々の行動を綴った「池波正太郎の銀座日記」はなかなか読み応えがあり面白い。 週に何度となく出かけた街・銀座。少年のころから通いな…

I NEED YOU

No.3891(再)【今日の1曲】ソウル屈指の名曲「I NEED YOU」 「宇宙のファンタジー」で知られるアース・ウインド&ファイアーのリーダーのモーリス・ホワイト。彼の「I NEED YOU」は名曲である。 30代後半に付き合っていた女性がおり、週末には彼女の車でド…

好きにならずにいられない

No.3890(再)【今日の1曲】誰のためにする恋ではない「好きにならずにいられない」 同世代の友人に岩崎宏美のファンが多い。彼女のデビューが1975年で、おれが小学校5年の時だからなんとなくわかる。 友人たちの好きな岩崎宏美の曲は「ロマンス」か「聖母…

ミスドの初期キャンペーン

No.3889(再)【レトロスペクティブ】でも、あの頃は良かった「ミスドの初期キャンペーン」 今、ミスタードーナツに行ってもキャンペーンで貰えるアイテムは乳幼児が歓喜するものばかりになっている。いつもピカチュウやポンデライオン、ピングーあたりのア…

「純喫茶トルンカ」

No.3888(再)【今日の1冊】泣ける小説「純喫茶トルンカ」 久々に感動する小説を読んだ。普通の人なら泣けるんじゃないか。八木沢里志の佳作「純喫茶トルンカ」だ。 東京・谷中の路地裏にある小さな喫茶店<純喫茶トルンカ>を舞台にした3つの暖かな物語。…

麺屋7.5Hz+

No.3837(再)【今日のラーメン】クセになる醤油辛さ「麺屋7.5Hz+」 あまりラーメンは食べに行かないが、ここ10年の好きなラーメン店は不動だ。有名チェーン店の「天下一品」、梅田にある「揚子江」、そして高井田系ラーメンの「麺屋7.5Hz+」だ。めんや なな…

グリーンドルフィン・ストリート

No.3836(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】しっとりした大人のジャズ「グリーンドルフィン・ストリート」 ビル・エヴァンスが1959年に発表したアルバム「グリーンドルフィン・ストリート」が実にいい。 本盤1曲目の「あなたと夜と音楽と」は1962年の名盤「イン…

お久しぶりね

No.3835(再)【今日の1曲】やはり歌の上手さは◎「お久しぶりね」 昔の歌謡曲を調べていて、小柳ルミ子をを聴いてみた。やはり彼女はいいな。特に1983年から1984年にかけての歌が秀逸だった。 おれは1984年に発表された「今さらジロー」よりも、1983年の「…

タンカーのカメラバッグ

No.3834(再)【おれの愛用品】ほぼ毎日常用するバッグ「タンカーのカメラバッグ」 カメラ用としてではなく、常用のバッグとして使用しているのが吉田カバンのTENKERのカメラバッグだ。購入して10年になるが全く破損していない。 軽くて独自の手触りもいいし…

プラッシー

No.3833(再)【レトロスペクティブ】味は薄いが飲みたくなる「プラッシー」 昔、なぜか米屋にしか置いてなかったオレンジジュースがあった。名前はプラッシー。ミドル世代は1度は飲んだことのあるだろう清涼飲料水だ。炭酸は入っていないんだ。 なぜ米屋に…

青のりのおはぎ

No.3832(再)【今日の菓子】味の二刀流「青のりのおはぎ」 おはぎの種類はたいてい粒あん、きな粉、青のりだが、どれも好きだが1つだけ選ぶならおれは青のりか。 おはぎを販売している店を見ると、全て同価格の店もあるが、青のりが一番安い店も結構ある。…

淀屋橋 MJB珈琲

No.3831(再)【今日のレトロ店】淀屋橋に行く意味はもうない「淀屋橋 MJB珈琲」 その店があるからその街に行っていたのに、最近は店が閉店してしまい、街に行く意味がなくなることが多い。淀屋橋のMJB珈琲(閉店)もそのひとつだ。東洋陶磁美術館に行く以外…

MJB珈琲

No.3830(再)【今日の珈琲】これこそアメリカの味「MJB珈琲」 いつも、ではないがたまに飲みたくなる珈琲がMJB珈琲だ。あまりコーヒーを飲まない人もあの緑色の缶に黄色いフタは見たことがあるんじゃないか。 MJB珈琲は1881年に生まれた。名前のMJBは創業者…

「仕掛人めし噺」

No.3829【今日の1冊】秀逸なグルメ劇画「仕掛人めし噺」 前回に続いて今回も漫画。池波正太郎原作の小説「仕掛人藤枝梅安」の人気劇画から、酒と食事シーンのみピックアップした「仕掛人めし噺」をご紹介。 池波時代ノワールの最高峰「仕掛人 藤枝梅安」数…

ナイトバーズ

No.3828(再)【今日の1曲】夜のドライブにはこの曲「ナイトバーズ」 5年くらい前にシャカタクの「インヴィテーション」をご紹介した記憶がある。今回は同じくシャカタクの「ナイトバーズ」だ。もしかしたらこの曲も取り上げたかも知れないんだがまあいい…

そして僕は途方に暮れる

No.3827(再)【今日の1曲】やはりこの曲「そして僕は途方に暮れる」 ウォークマンをランダム選曲にして聴いていると久々に大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」が流れてきた。懐かしいねえ。この曲はまだドーナツ盤の頃だった。 見慣れない服を着た君が…

俳句を作る

No.3826 【癒やされる時間】なかなか高尚な趣味「俳句を作る」 趣味にお金がかけられないサラリーマンやシニア世代に勧めたい趣味は俳句だ。 俳句は四季を織り込んで、5字7字5字の計17文字の文章を作る。初心者にはなかなか難しいが、詩や短歌よりは区切…

中一時代

No.3825(再)【レトロスペクティブ】今はなき学年誌「中一時代」 おれが中学高校の頃は学年誌と呼ばれるものが存在した。幼児向けには「たのしい幼稚園」であり、小学生向けには「たのしい小学○年生」だ。 中学生になると、旺文社の「中一時代」と学研の「…

まきの

No.3824(再)【今日のレトロ店】最高の天丼の店「まきの」 京都での夕食は鰻、と以前に書いたが、昼食は南座横の松葉の鰊蕎麦か、寺町通りの「まきの」の天丼が多かった。 「まきの」の天丼は美味しい。今はなき、大阪駅前第一ビルにあった「かえん」と並ぶ…

虎屋  夜の梅

No.3823(再)【今日の菓子】皇室御用達の味「虎屋 夜の梅」 嫌いではないが、和菓子では最中と羊羹はあまり食べない。しかし3年に1回ぐらい虎屋の羊羹「夜の梅」が食べたくなる。 虎屋は室町時代後期よりの皇室御用達の菓子屋だ。虎屋と言えば羊羹なので…