浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「時代屋の女房」

No.2807 【今日の1冊】 こんな小説がいい 「時代屋の女房」村松友視が1982年に発表し、直木賞を受賞した小説「時代屋の女房」がやはりいい。先日、14回目の再読をした。東京大井で時代屋という名の骨董品屋を営む独身の安さんのもとに美人の真弓が突然住み…

シャトレーゼのソーダバー

No.2806 【今日の菓子】 夏の日の楽しみ 「シャトレーゼのソーダバー」2年前の夏だったか、あまりに暑いのでアイスキャンディーを50本取り寄せたことがある。取り寄せたのはシャトレーゼの「白州名水かき氷バー ソーダ」だ。これは美味しかった。ソーダ味の…

千里セルシーシアター

No.2805 【レトロスペクティブ】 懐かしい映画館 「千里セルシーシアター」千里中央の大規模な再開発予定により、ショッピングモールのセルシーも老朽化を理由に廃止されることになった。そんなセルシーの地下に映画館(名画座)「千里セルシーシアター」は…

日清シスコのエースコイン

No.2804 【今日の菓子】 記憶最古の菓子 「日清シスコ エースコイン」覚えている最古の記憶は3歳で、家で食べた最古の菓子の記憶は日清シスコのエースコインだろうか。エースコインは袋の中に古銭の形をしたビスケットが入っている。小判等ではなく、和同開…

梅田 北野屋

No.2803 【今日のレトロ店】 梅田を代表する食堂 「北野屋」7月10日で大阪梅田の名物食堂・北野屋が閉店した。北野屋は梅田のナビオ阪急とHEP FIVEの間にあり、かなり古くから営業していた。確か夜11時頃まで開いていたので、残業後のサラリーマンや夜遊び…

菊水本店の草餅

No.2802 【今日の菓子】 それでもおれは好きだ 「菊水本店の草餅」宝塚にある中山観音(中山寺)にはよく足を運んでいた。北摂きっての大きな寺院であり安産祈願の寺だ。聖徳太子創建の西国二十三番札所でもある。安産祈願の寺院なのによく通ってた理由は、…

「自来也忍法帖」

No.2801 【今日の1冊】 謎の白頭巾剣士参上 山田風太郎 「自来也忍法帖」スマホの充電機の問題で、永らく更新できませんでした。申し訳ありません。中学・高校時代に一番よく読んだ作家は山田風太郎だった。最近になって改めてKindleで読んでいる。やはり抜…

サクマのいちごみるく

No.2800 【今日の菓子】 衝撃的な美味しさ 「サクマ いちごみるく」前々回にカンロ飴や純露が好きではない、炭酸飲料系の飴が好きだと書いたが、例外的に大好きと言えたものがサクマのいちごみるくだ。初めて、いちごみるくを食べた時の美味しさは衝撃的で、…

明治乳業の飲料

No.2799 【レトロスペクティブ】 銭湯ならではの乳飲料 「明治乳業の飲料」昔は自宅に風呂がなくて銭湯通いだった。風呂付きの家に住むようになっても銭湯に通っていた。根っから銭湯好きなんだな。銭湯の楽しみのひとつが入浴後の「銭湯ドリンク」だった。…

岩井製菓のサイダー飴

No.2798 【今日の菓子】 飴ならではの炭酸系 「岩井製菓のサイダー飴」昔からあるカンロ飴、純露などの飴が好きではなかった。かなり昔から炭酸飲料系の飴が好きだった。意外にサイダーやコーラなどの飴は古くから存在した。ここ数年は京都の岩井製菓のサイ…

「愛の領分」

No.2797 【今日の1冊】 不倫ではないが秘密の匂い 藤田宜永「愛の領分」Kindle58冊目の本は藤田宜永「愛の領分」だ。藤田宜永は本作品で直木賞を受賞した。妻は同じく直木賞作家の小池真理子だ。「愛の領分」は不倫の匂いはするが不倫小説ではない。宮武淳…

神戸屋のマイケーキ

No.2796 【今日の菓子】 当時は贅沢なおやつ 「神戸屋のマイケーキ」昔は本当に美味しいな、小学校の頃にと思っていたのは神戸屋のマイケーキだった。ホイップクリームを2枚のケーキ生地が挟み、当時としては菓子パンかデザートかはっきりしない位置にあっ…

阪急十三 カッスルクーム

No.2795 【今日のレトロ店】 純喫茶の正統店 「阪急十三 カッスルクーム」 十三の和菓子屋の喜八洲総本舗の近くに純喫茶カッスルクームはある。 かなりの老舗っぽくて、正統な純喫茶である。カッスルクームとは英国南西部の村の名前だ。この喫茶店は中学時代…

ロッテのチョコパイ

No.2794 【今日の菓子】 さすがお口の恋人 「ロッテのチョコパイ」これはなかなか美味しな、と感じたのはロッテのチョコパイだ。パイ全体をチョコレートコーティングし、中はケーキ生地がバニラクリームを挟んでいる。なんと豪華な構成だろうか。それなのに…

「敗れざる者たち」

No.2793 【今日の1冊】 敗れざる者にドラマあり 沢木耕太郎 「敗れざる者たち」高校1年の時の担任に勧められながら読んでなかった沢木耕太郎の名著「敗れざる者たち」を読んでみた。このノンフィクションは栄光を掴めなかった男たちと1頭のサラブレッドを…

太郎サブレ

No.2792 【今日の菓子】 大阪を代表するキャラ 「(株)太郎フーズの太郎サブレ」大阪名物といえば食いだおれ太郎だ。食いだおれ太郎は大阪はミナミ、道頓堀の飲食店「くいだおれ」のマスコットキャラクターだ。そもそも、食い倒れとは大阪をイメージする言葉…

揚子江ラーメン名門

No.2791 【今日のレトロ店】 クセになる絶妙なスープ 「揚子江ラーメン名門」おれがラーメン屋のベスト3に挙げていた「揚子江ラーメン名門」が閉店した、と聞いて少なからずショックだった。揚子江ラーメンは梅田の堂山町界隈に4店あるのだが、東中通り商…

ナダシンの餅のおはぎ

No.2790 【今日の菓子】 灘は酒だけにあらず 「ナダシンの餅のおはぎ」神戸でおはぎの店と言えば昭和12年創業の「ナダシンの餅」だろう。店名通り、神戸の灘が発祥の甘味屋だ。神戸に住んでいた頃、年配のお客さんが自宅に来た時の手土産はたいていナダシン…

7月の花 朝顔

No.2789 【7月の花】 夏らしい花の代表か 「朝顔」初夏の花と言えばやはり朝顔ではないか。あの色彩といい花の形といい、初夏の朝に見たい花だ。中学ぐらいまでは家の庭の植木鉢に朝顔の種を蒔いて育てていた。きれいに咲く花と、補助棒に巻きつく蔓が好き…

黒船のカステラ

No.2788 【今日の菓子】 絶品のカステラ 「黒船カステラ」カステラはあまり食べない。文明堂や銀装、福砂屋のカステラなど、よく頂戴するのだが、まあ何の感慨に耽ることなくお茶菓子として食べている。しかし黒船のカステラだけは別だ。黒船は東京自由が丘…

Baby Don't Cry

No.2787 【今日の1曲】 おれの中のNo.1の曲 安室奈美恵 「Baby Don't Cry」コピーライターとして約25年間、デザイン事務所や企業のデザイン部門に籍を置いてきた。不思議に思ったのはどこもラジオのFM放送が流れていたことだ。おれの中ではデザイン業界=F…

パインアメ

No.2786 【今日の菓子】 パイナップルの美味しさ 「パインアメ」昔ほど飴を口にしなくなったのだが、たまに恋しくなるのがパイン株式会社のロングセラー商品のパインアメだ。パイン株式会社は大阪の天王寺にある会社で、ほぼパインアメだけで経営が順調なの…