浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

函館 トラピストクッキー

No.2691 【今日の菓子】 素朴だが美味しい 「トラピストクッキー」なぜか修道院の作る菓子が好きだ。それは厳しい戒律のある修道院ならではの菓子素材で作っている割に美味しいからだ。函館銘菓トラピストクッキーは発酵バターとバターミルクを使用しており…

参天製薬 大学目薬

No.2690 【おれの愛用品】 目薬の元祖的存在 「参天製薬 大学目薬」おれは実は目薬マニアだ。新しい目薬が発売されると結構試している。しかし常に携帯する目薬は参天製薬の「大学目薬」だけ。大学目薬は明治30年代前半にガラス容器入りのものが生まれた。目…

家庭の延長 皆様食堂

No.2689 【今日のレトロ店】 美味で安価な夕食の名店 「神戸高架下 皆様食堂」デートではなく、ひとりで神戸に行った時の夕食の大半は「皆様食堂」だった。皆様食堂は神戸高架下にある大衆食堂だ。店の入口の白い暖簾に「家庭の延長 皆様食堂」と書かれてい…

きざみうどんとそば

No.2688 【よくわからないもの】 関西だけのメニューだが 「きざみうどんとそば」人生もまあ永く生きていると「なぜだ?」ということがよくある。それを語りたい。今回はきざみうどんとそばだ。昔から大の蕎麦好きなおれだが、よくわからないもののひとつが…

暮しの手帖

No.2687 【今日の雑誌】 唯一無二の希少雑誌 「暮しの手帖」好きな雑誌を3冊だけ選ぶなら「オレンジページ」と「サライ」、そして「暮しの手帖」だろうか。創刊編集長・花森安治と社長・大橋鎮子によって、昭和23年に創刊された「暮しの手帖」は今年74年目…

ナショナル クーガNo.7

No.2686 【レトロスペクティブ】 ミリタリー感がいいんだ 「ナショナル クーガNo.7」おれが高校生の頃に流行ったのはBCL(Broad cast Listening)だ。 全世界のラジオ局はたいてい日本語放送があり、国内の邦人と日本向けに発信している。それを海外短波用…

片岡義男 カレーライス漂流記

No.2685 【今日の1冊】 日本最高の国民食 片岡義男 「カレーライス漂流記」Kindleで片岡義男の食のエッセイ2冊を購入した。1冊は「コーヒーが呼ぶ」、もう1冊は「カレーライス漂流記」だ。「コーヒーが呼ぶ」はコーヒー自体がテーマではなく、コーヒーが…

麺屋7.5Hz+

No.2684 【今日のラーメン】 クセになる醤油辛さ 「麺屋7.5Hz+」あまりラーメンは食べに行かないが、ここ10年の好きなラーメン店は不動だ。 有名チェーン店の「天下一品」、梅田にある「揚子江」、そして高井田系ラーメンの「麺屋7.5Hz+」だ。 めんや ななて…

仙台銘菓 萩の月

No.2683 【今日の菓子】 中のクリームが秀逸 「仙台銘菓 萩の月」30代に勤務していた健康茶のメーカーは、販売するのは複数代理店だったので、たまに東北担当の代理店社長がやって来た。その社長の手土産はいつも仙台銘菓の萩の月だった。萩の月は軟らかいカ…

プラッシー

No.2682 【レトロスペクティブ】 味は薄いが飲みたくなる 「プラッシー」昔、なぜか米屋にしか置いてなかったオレンジジュースがあった。名前はプラッシー。ミドル世代は1度は飲んだことのあるだろう清涼飲料水だ。炭酸は入っていない。なぜ米屋にしか置い…

Kindle版 ときには星の下で眠る

No.2681 【今日の1冊】 電子書籍も悪くない 「Kindle版 ときには星の下で眠る」昔から書店と書籍自体への愛が強いので「書店で買ったものを読む」ことにこだわってきた。だから近年定着しているアマゾンでの購入と電子書籍にはなかなか手が出なかった。 ア…

MJB珈琲

No.2680 【今日の珈琲】 これこそアメリカの味 「MJB珈琲」いつも、ではないがたまに飲みたくなる珈琲がMJB珈琲だ。あまりコーヒーを飲まない人もあの緑色の缶に黄色いフタは見たことがあるんじゃないか。MJB珈琲は1881年に生まれた。名前のMJBは創業者のMax…

ナショナル マリン1号

No.2679 【レトロスペクティブ】 デザインは素晴らしかった 「ナショナル マリン1号」1970年代中頃から1980年代始めまで若者を中心に流行ったBCL(Broad cast Listening)ブームだが、この頃にナショナル(現パナソニック)の販売していたラジオは素晴らし…

豊島屋の鳩サブレ

No.2678 【今日の菓子】 サブレの中のサブレ 「豊島屋の鳩サブレ」明治創業の、鎌倉にある豊島屋。豊島屋と言えば鳩サブレだ。鎌倉を代表する菓子であり土産物だ。友人から鎌倉土産に貰った紙箱の鳩サブレがあまりに美味しくて、一時期は缶の大箱を豊島屋か…

阪急十三 千成うどん

No.2677 【今日のレトロ店】 濃い味が忘れられない 「阪急十三 千成うどん」すでにかなり前に閉店しているが、おれが好きだった店が阪急十三駅西口の前にあった「千成うどん」だ。立ち食い蕎麦屋である。好きだった理由はズバリ、だしが関東風だからである。…

オリンパスLT-1

No.2676 【おれの愛用品】 人気のあった希少なカメラ 「オリンパスLT-1」1994年にオリンパスから発売された「LT-1」は一風変わった不思議なカメラであります。ボディ全体を合成皮革に包まれた、何とも不可思議なカメラだ。合成皮革に包まれているから当然…

池田水月公園の梅

No.2675 【季節の花】 梅は咲いたか桜はまだかいな 「池田水月公園の梅」昔から桜より梅が好きだ。常用する手ぬぐいも梅の柄だし、わざわざ桜の名所に行くことはないが観梅には毎年出かけていた。北摂の梅の名所では、安産祈願で知られる中山寺の梅林公園か…

リボンシトロン

No.2674 【レトロスペクティブ】 懐かしい味は健在 「リボンシトロン」かなり昔にリボンちゃんと言うキャラクターを使い、テレビのコマーシャルをしていたのが炭酸飲料のリボンシトロンだ。もう永く飲んでいないので味は忘れたが、確かキリンレモンか三ツ矢…

太田朋 満ちてゆくぼく

No.2673 【今日の1冊】 イラストレーターの絵本 太田朋「満ちてゆくぼく」頭が疲れた時、おれは薄めのコーヒーと静かなジャズ、そして太田朋さんの絵本がいい。太田朋さんの絵を知ったのはサンテレビ(関西圏放映のテレビ局。チャンネルは3)の放映終了の…

ココナッツサブレ

No.2672 【今日の菓子】 原田家御用達菓子だ 「ココナッツサブレ」1965年に発売された日清シスコの「ココナッツサブレ」は未だ現役の人気菓子だ。おれも幼少の頃から食べているが味は全く変わらない。サブレの定義とはウイキぺディアによると、「ビスケット…

大吉商店の人工衛星饅頭

No.2671 【今日のレトロ店】 神戸市民のソウルフード 「湊川 大吉商店」神戸電鉄新開地駅から乗り換え、湊川駅を下車すると近くに大吉商店はある。神戸市民の大半は知っているであろう人工衛星饅頭の店だ。形が人工衛星なのではない。1957年にソビエトの人工…

HIRO珈琲の絹ロール

No.2670 【今日の菓子】 絹のような軟らかさ 「HIRO珈琲の絹ロール」北摂の人気コーヒーチェーン店のHIRO珈琲。ここに行くとコーヒーと共に必ず注文するのが絹ロールだ。ロールケーキなのだが絹のように軟らかく、巻いてあるクリームも美味しい。牧落店でも…

伊丹十三 女たちよ!

No.2669 【今日の1冊】 読んで間違いない随筆 伊丹十三「女たちよ!」高校時代に初めて読み、あまりの面白さに何百回も読み、何度も買い直している本が伊丹十三の随筆「女たちよ!」(新潮文庫)だ。伊丹十三を「お葬式」「タンポポ」「マルサの女」「ミン…

セブンアップ

No.2668 【レトロスペクティブ】 通常のサイダーではない味 「セブンアップ」最近見なくなったドリンクに「セブンアップ」がある。正確には、見なくなったのは瓶のセブンアップで、アマゾンではまだ缶タイプは販売している。嘘のような話だが、おれは小学校…

大阪梅田 天丼かえん

No.2667 【今日のレトロ店】 庶民的天丼の名店 「大阪梅田・天丼かえん」惜しまれながら閉店した店に「かえん」がある。大阪駅前第1ビルの地下にあった天丼の店だ。ここは本当に美味しかった。シャッターが下りている時(休業)の方が多い店だったが、たま…

スーベニア・メダルプレス

No.2666 【今日のコラム】 アメリカ的発想に驚き 「スーベニア・メダルプレス」26歳の時、初めてアメリカに行って驚いたのは「スーベニア・メダルプレス」という機械を見たことだ。これは自動販売機みたいな機械に1セントを投入すると中の歯車がプレスして…

西田敏行 風に抱かれて

No.2665 【今日の1曲】 歌詞がいい隠れた名曲 西田敏行「風に抱かれて」かつての人気ドラマ「池中玄太80キロ」の主題歌としては西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」が有名だが、おれは初期の「風に抱かれて」の方が好きだった。「言葉はもう欲しくはな…

ライオン TOP BOY

No.2664 【レトロスペクティブ】 CMナレーションは小林克也 「ライオン TOP BOY」廃番になって残念だな、と思う商品のひとつがライオンの男性用トニックシャンプーの「TOP BOY」だ。たぶん発売したのはおれが20才ぐらいだったと思う。広告デザインも商品に貼…

あまおういちごのロールケーキ

No.2663 【今日の菓子】 苺の香りのスイーツ 「あまおういちごのロールケーキ」季節柄、苺のケーキが食べたいな、と思いファミマに行くと「あまおういちごのロールケーキ」というのが売っていて買ってしまった。コンビニで買う苺のスイーツで満足する商品が…

平松洋子 買えない味

No.2662 【今日の1冊】 さもありなん、な随筆 平松洋子「買えない味」諸事情あって書けませんでした。失礼しました。久しぶりに平松洋子の随筆を読む。「買えない味」(ちくま文庫)だ。「味」と言っても料理の話ではなく、箸置きや豆皿、テーブルクロス、…