浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

えび満月

No.3003
【今日の菓子】
たまに食べたくなる菓子
「えび満月」

そう食べないのだが、たまに食べたくなる菓子はえび満月か。この菓子もかなり昔からあるよな。

煎餅でもない白く丸い生地に、小さな海老がプレスされており、食べるとモロに海老の味がする。生地は露店で売っているソースを塗ったたこせんべいみたいなものだ。たまに食べると海老の味が美味しくて、ついついやめられなくなる。

初天神近くのBARに入ってウヰスキーの水割りと乾きもの(柿の種やナッツなどの乾いた系の酒の肴)を頼んだ時、珍しくえび満月が出てきて「おお」と思ったことがありましたね。

「暗手(あんしゅ)」

No. 3002
【今日の1冊】
野球の次はサッカーに
「暗手(あんしゅ)」

先週ご紹介した馳星周ノワール小説「夜行虫」の20年後の続編「暗手」を取り上げたい。

台湾のプロ野球八百長に手を染め、罪から逃れるために次々と殺しを重ねた加倉昭彦。居場所を失い、顔も名前も変えて過去を抹消し、逃れ着いたのはサッカーの地イタリアだった。イタリアの黒社会では、殺し以外の仕事なら何でも請け負い、いつしか<暗手>、暗闇から伸びてくる手と呼ばれるようになっていた。そんなある日、サッカー賭博の帝王・王天から、イタリアの弱小チームのロッコに所属する日本人ゴールキーパー・大森怜央に八百長をさせろとの依頼が舞い込む。計画実行に向けて着実に準備を進めていく加倉だったが、大森の姉の写真を目にしてから過去の記憶が甦り、計画の歯車が狂い始める。

大森怜央の姉は前作「夜行虫」で弟分を殺害して手に入れた麗芬と瓜二つという設定がいい。それと主人公の加倉が元野球選手なのに台湾での修羅場をくぐり抜け、殺しの腕も一流になっているところが20年の歳月を感じさせる。「夜行虫」共々名作だ。

真っ赤なスカーフ

No.3001
【今日の1曲】
アニメーション屈指の名曲
「真っ赤なスカーフ」

熱狂的なファンではないが「宇宙戦艦ヤマト」シリーズは全て観ている。昔のテレビシリーズも、映画版も新しい「2199」も「2202」
も「2205」もだ。や    はりこのシリーズは良く出来ているし面白い。

そんな「宇宙戦艦ヤマト」だが、全てを通して一番好きな歌はささきいさおの「真っ赤なスカーフ」だ。これはテレビシリーズ第1作目のエンディング曲だ。
「2219」などの新作で挿入歌として効果的に使用されている。中学の卒業式で、在校生が我々に贈る曲として合唱してくれたのも「真っ赤なスカーフ」だった。

「2219」シリーズの初期エンディング曲の中島美嘉の「結詞」も良かったが、1作目から観ている我々にとってはヤマト=真っ赤なスカーフなのだ。

【真っ赤なスカーフ】
https://youtu.be/CpQTwB3FxdI

【歌詞】
https://www.uta-net.com/song/38499/

JINSモイスチャー

No.3000
【おれの愛用品】
使いやすい未来型眼鏡
JINS  モイスチャー」

愛用している眼鏡がいくつかあり、そのうちのひとつがJINSのモイスチャーと呼ばれる眼鏡だ。

これは変わった眼鏡だ。眼鏡フレームの両サイドに保湿用の水タンクが付いている。要するにドライアイが防止できる画期的は眼鏡なのである。形はオーバル(楕円形)とスクエア(長方形)の2種類あり、おれはオーバルの黒を使用している。ドライアイではないので保湿タンクに水は入れてないのだが、眼鏡自体が大きく視界が広い。

知人の女性がこの眼鏡のオーバルの赤を使用しているのだが、モロボシダンがウルトラセブンに変身する時のウルトラアイみたいでなかなかいい(笑)

ずんだ餅

No.2999
【今日の菓子】
女子には不評だが
ずんだ餅

サラリーマン時代に宮城県仙台市にも何度か出張した。仙台はいい街だ。仙台で買うお土産は萩の月か、ずんだ餅だ。

仙台の三大名物と言えば、牛たんと笹かまぼことずんだ餅と言われている。ずんだ餅は枝豆を餡の原料にした薄緑をした菓子で、少しだけ鶯餅に似ている。枝豆の風味もしてなかなか美味しい。

会社の女子社員に、ずんだ餅を土産に買って帰ると、みんな「えーっ、萩の月の方が良かったのに~」と必ず文句を言われた。ずんだ餅も美味しいのになあ(涙)

Tomorrow never knows

No.2998
【今日の1曲】
苦い青春に似合う曲
Tomorrow never knows

それほどミスターチルドレンのファンじゃないし、好きな曲も4曲だけだ。その中でも一番好きな曲は
Tomorrow never knows」だった。この曲はいい。

何より印象深いのはドラマ「若者のすべて」の主題歌だったことだ。萩原聖人木村拓哉武田真治鈴木杏樹深津絵里遠山景織子の青春群像劇で、オープニングの工業地帯と思われる夜景でこの曲が流れる。このシーンが好きだった。

単にきれいごとに終始する今の恋愛ドラマと違って、「若者のすべて」はリアルなドラマだったところが素晴らしかった。再放送の機会があれば観て下さい。

Tomorrow never knows
https://youtu.be/Nxwt_s1lM04

【歌詞】
https://www.uta-net.com/song/7680/

若者のすべてhttps://youtu.be/Mq-Gtaem74A

 

エアプレーン

No.2997
【レトロスペクティブ】
パチンコの名機
「エアプレーン」

30歳の時に突然失業した。勤務先のデザイン会社が社長の死去と共に解散したからだ。困った。仕方なく、フリーライターをやりつつ会社面接の日々だった。その一方で毎日競輪と競馬、パチンコばかりしていた。

パチンコは趣味ではないのだが、あの頃は仕方なく朝と夕方の2回ホールに通っていた。その頃はまだ今のようなパチンコではなく、いわゆる羽根モノを打っていた。羽根モノとは台に飛行機を模したものがあり、玉が入ると羽が開き打つ玉がどんどん中に入り玉がたくさん出る仕組みだ。おれはエアプレーンと呼ばれる台と相性が良く、朝夕2千円で2万円稼いでいた。おれの信念でどれだけ調子が良くても朝に1万円、夕方に1万円稼いだら引き上げていた。競輪競馬もよく的中し、あの失業時期は月に60万円の収入だった。信じられない話だが。

31歳で再就職が決まり、パチンコは一切やらなくなった。今のパチンコ台なら全く勝てる自信がない。